読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

上白糖、大盛りで

特に益はないです

2016年度反省会

***

Q:文芸部って何をするんですか?

A:たまに小説を書くことがあります。

Q:どんなの書くんですか?

A:いやあ。

***

こんにちは。調子はどうですか。

私は先日まで風邪をひいてました。扁桃腺→鼻→頭痛。擬似花粉症で気分はまさしく春爛漫。わーい。体調管理は大事ですね。

今回は文芸部員として2016年度に書いた小説について内容にあまり触れない形で反省会をします。内容に触れない理由は冒頭のQ&Aで察してください。内容が気になる方は部誌を買うなどしてください。まあ備忘録ですね。チラ裏サイコー。

では、始めます。

 

春号『手』『病』

題:淀みなく曇りなく

テーマ:手

字数:約1000字

ジャンル:日常

帯:人の手に見えるが、樹皮に似た表面は、ただれている。

小説未満の何かは書いたことがあるけれど、まともに小説を書くのはこれが初めて。入部してから春号締め切りまで数日あることを知り「なら書こう!」と思ったのはよかったのだけれど、パッと思いついたイメージは「人型ロボットの腕を(ホルマリン漬けでなく)オイル漬け」だった。関連ワード:大戦、焦土。暗いね。初手これはいかがなもので? そもそも時間と技術的に書けないんでは? まずいなー、と思いながら味噌汁をつくってたら、この話が降りてきた。おお、暗くない! オイル漬けは没にした。

「自主制作の5分アニメっぽい雰囲気」をイメージしながら書いたけれど、それっぽさが出てるかは知らない。楽しく書けたからいいじゃない。推敲過程でセリフを削ぐことの楽しさを知る。あと「禁止ワード:ゾンビ」で書くのが地味に難しかった。

タイトルの由来は全体の雰囲気と生育条件。

 

夏号『偽』『人形』

題:Nothing There

テーマ:人形

字数:約7100字

ジャンル:日常

帯:そう考えると、これは感傷なのかもしれない。

春号の登場人物を流用したけれど、フルネームを作るのに3日かかった。千原沙良。キャラコンセプト:静かな傍若無人。退廃的で良いという感想をもらって嬉しかった。

「自主制作の15分アニメっぽい雰囲気」以下略。1000字を大幅に超えて書くには体力が要ることを知る。戯曲形式を挟もうとするものの上手くはまらず、該当箇所はSS風味の文になる。シャフトっぽい演出をしてみたかったんだよ。アイトライドトゥードゥー。話の全貌がわかりにくかったり、ぎこちない部分があったりで、反省が多い。反面、楽しく書けたからいいのではと思う向きもある。

タイトルは直訳で「そこに何もなく」。意訳で「何ということもない話」。

 

秋号『名』『言』

題:カントリー・ロード

テーマ:名

字数:約7600字

ジャンル:青春

帯:言ったところで、彼女は旅を続けるのだろう。

夏号から男を二人連れてきた。クロスオーバーが行われる理由をなんとなく察する。キャラメイクにかける時間が節約できるからというのも主要な理由なんだろうなとか。「っす」語尾の難しさを知る。微妙な不遜さがにじみ出てかわいくなる、はずなんだけどなー…。書評会で、女の子が性別わかりにくいと感想をもらった。

制作日数が夏号より短く、己の遅筆ぶりを思い知る。設定が微妙に暗かったので明るくいくぞと意気込んだはずが、途中からなぜかしんみりした感じになる。当初の予定では「ジャンル:日常」だった。うまくいかないね。設定を組んだ時点でこうなるのが必然だったのかもしれない。終盤の青春シーンはかなり気に入ってる。最初に浮かんだのもこのシーンだった。

タイトルの由来は曲名とか田舎道とか。

 

冬号『灯』『失』

題:灰は春風に吹かれて

テーマ:灯

字数:約7500字

ジャンル:契機

帯:パキイ。火花の音が聞こえた。

秋号がなぜかしんみりしたので、今回はちゃんとしんみりしようと決意した。夏号の前日譚なので、夏号の解説としての役割も果たしている(夏、冬を合わせて読む人がいるかは知らない)。

やわらかな表現をするのには文章力が相当要ることを理解する。ものすごくてこずったけれど、その分今までよりはうまく書けたような気がする。しんみりつながりで昔書いた話(咲かない空と乾いた雫)をオマージュしつつアンチテーゼを示して、とか試みたけれどあまり成功しなかった。慣れないことはなかなかできない。セリフを削ぐのは楽しかった。

タイトルは人の目に留まるものにしようと毎回考えているのだけれど、今回は狙いすぎた感が否めない。Fateの宝具っぽい。5分で済ませるとこうなる。

 

年度号『舞』

題:アウトロー

テーマ:舞

字数:約1200字

ジャンル:日常

帯:ピョピョ、ピュピョピュピョ。

コピ本でページ制限が緩い季節号に対し、年度号は印刷を外注するためページの上限が決まっている。上限は4pだったのだけれど、初心に帰るということで春号と同じ2pにしようと決めて書いた。登場人物も春号と同じ。

夏の小ネタの焼き直しと、何でもない無駄話。帯文は、何度聞いてもこうとしか聞こえなかった。メタ的には一年間の反省。

時系列が、冬号→夏号→春号→秋号→(秋号・)年度号なので、ある意味エピローグ。2017年度は別の設定で書きたい。千原沙良の話は思いついたらネットに上げるかもしれない。

タイトルは直訳で「無法者」、意訳で「破格」。言うほど崩せてないよな、という気まずさがある。

 

以上です。読み切った方とかいるんですかね。ここまで読んだなら、ついでに部誌も買いませんか。新刊200円、旧刊100円、年度号は確かもう少し割高だったと思いますが、だいたいそんな感じです。お待ちしております。