上白糖、大盛りで

特に益はないです

2023-07-21

 物事を筋道立てて整理することに費やす時間が長く、ぐにゃっとしたことをぐにゃぐにゃ考えることが減っている。

 答えが発生しない問いについて考える。「明日の天気は何ですか」という問いには「わかりません」という答えが考えられて、「一昨日の晩ごはんは何でしたか?」という問いには「思い出せません」という答えが考えられる。「最近号泣したドラマは何ですか」という問いには答えが返ってこないことが一つの答えになる。ある概念について What を問うことは「概念を含むもの、あるいはエラー」をその答えとして想定することである。つまりWhatを求める問いには問いの内容がなんであれ必ず答えが存在し、5W1H全てについて同様のことが言えるから、質問文の形をした問いは全て答えを伴うのである。

 何かを求めることは求めるものを得た結果と求めるものを得られなかったという結果のどちらかを得ることだ。何も得ないためには何も求めなければよいのであって、

「Q. 明日は晴れです。」

「Q. 一昨日の夜はカレーを食べました。」

「Q. ぼざろアニメの12話とか無性に泣きそうになる。」

 などの形式で質問を作れば、答えが発生しない問いを量産できる。良い問いが良い答えを生むのと同様、無は無を生むのだ。